悪夢ちゃん The 夢ovie感想

ネタバレしまくりの感想です。

 

未来は自分で変えられるのか。自分の力で切り開けるのか。この映画を見て感じたのは、自分ひとりで変えるのは難しいこともあるけれど、周りの人次第で、自分自身で未来をいい方向に導けるのだということ。完司くんは「周りに簡単に影響されてしまう自分が作る未来なんてたかが知れている」と言っていたけれど、自分のことを想ってくれる人たちのいる環境にいれば、未来はきっといいものになる。完司くんも葵ちゃんも、周りの人に支えられているからこそ、よりよい未来への選択ができるのだと思いました。

子どもの頃は特に、自分では何も変えられないという無力感が強かったな、と思います。自分の人生は誰かに決められてしまい、自分ではどうしようもできないんだと。それの最もたるものが親や家庭。こんなところに生まれたくなかった、どうして自分だけこうなんだ、とか。今考えればぜんぜん大したことなくて、悲観する必要はあんまりなかったんですが、何もできないあの頃は大問題だった。
完司くんの周りの人間への憎しみ、不信感、不安感は、自分のあずかり知らぬところで決められた運命への憎しみ、この場所から逃れられないという不安でもあり、自分の無力さの痛感からくるもの。もちろん、大きくなってからも、自分だけではどうにも動かせないことはある。自分自身で選択できない部分も多いけれど、それを変えていくことは可能なのだと感じました。
一方、子どもは無力な存在ではなく、団結力や純粋な善意は大人をしのぐパワーがある、子どもをなめんなよ、というメッセージも感じます。葵ちゃんのお父さんを救おうと、一生懸命考え行動した子どもたち。「消極的な思いじゃ前に進まないよ。葵たちが教えてくれたんだ」とお父さんは言っていた。純粋な善意だとちゃんと伝わっていたから、お父さんは自殺未遂した後でも元気になれたんだろうか。そのあたりが、この物語のファンタジーですよね。葵ちゃんの、完司くんを思っての発言かもしれないいけど。

後先考えずに、とにかく誰かのためを思って行動すること、これができる大人はおそらくあまりいないのでは。子どもならではの、純粋な善意があるということ。「人とのつながりを見ようとする力がある」「人のことを自分のことのように考えられる」そんな子どもたちのパワーを伝える映画でもありました。「自分の未来をそこに見ることができる」から、自分自身だろうが人に影響されてだろうが、自分で未来を作ったことになるんだ、ということなんですかね。

しかし私が一番気になってしまったのは、悪夢ちゃんのドロドロした欲望や、心の中に住む悪魔のことです。普通の人間と嫌いな人間(彩未先生とクラスメイト全員!)を斬った夢王子にキスをせがむ悪夢ちゃん。悪夢ちゃん、黒い。悪夢を見まくってる悪夢ちゃんも、完司くんレベルに歪んでる可能性は大いにあります。悪夢ちゃんがヘッドフォンを投げ捨ててキスをせがむところがすごく好きです。欲望丸出しって感じで。

自分の中に人を嫌う悪魔がいることに悩んでいた悪夢ちゃん。最終的にはそのことをクラスメイトに打ち明けていたけれど、完司くんだけじゃなくどんな人の心にも悪はあるんだということを伝えたかったのかな。

他の女子への嫉妬とか、悲劇が起こることを知っていながら完司くんにいいとこ見せようとするとか、でもさらっとそこらへん終わったので(ゴルゴンゾーラ提案したの悪夢ちゃんなのに、自省の描写がほぼなかったり)、悪夢ちゃんの欲望とか自意識をもっと出して欲しかったなと思いました。

 

美保が、責任感に欠けたどうしようもない存在に見えた。完司くん、人を殺してもいいとは思いませんが、非常に気の毒な子なんです。暴力をふるう男と暮らすことを選んでしまった美保は、なぜそうなっちゃったのか、完司くんの本当のお父さんはどこにいるのか、そのへんのことが描かれないので突拍子もないただのろくでなしに見える。そこまでダークにする必要があったのか、それか、もっと背景に深みを出してほしかった。あんな可愛い子を苦しませて…完司母許せない…と見終わった後は憤りを覚えました。

完司くんの暗い過去を作り上げるための、描写の薄い登場人物が多いので、なんだか後味が悪いんですよね。完司くん、このお母さんがついていてはたして大丈夫なんだろうか…。幸介も罪を認めたとはいえ殺人を隠蔽するような人間だし…。でも、彩未先生の「あの子なら、ひとりでも大丈夫ですよ」という言葉でなんとなく安心。心を歪ませていた根本的な問題が解決したし、完司くんには先生やクラスメイトが付いている。

 

完司くんが泣くシーン、最初見た時は、これ流しちゃって大丈夫か…と思ってしまったほどなんですが、何度か見るうちに情けない感じがいいなと思えてきました。気を張って生きてきた完司くんが、今までこらえていたものをやっと溢れさせた、溢れさせようとした感じが。完司くんはあまりに悲しみを抱えすぎたせいでそれをうまく表現できなくて、涙が出なかったんだね、泣き方を忘れてしまったんだね…と勝手に補完。でもやっぱり涙が見たかったです。今だったら泣けるんでしょうか。エンディングの「ぜんぜん泣けなくて 苦しいのは誰ですか」という歌詞がまるでマリウスくんのことを歌ってるように聞こえます。

突然ですが、完司くんのシーンで好きなところ。

・幸介に「帰ってくる?」って聞く完司くん。

・悪夢ちゃんにカッターナイフを突きつける。この絵面すごい。

・安アパートで、畳に座って勉強したり、あぐらかいてご飯食べたり、ゴミ出しをする完司くん。ものすごいレア感。

・王子衣装はこれでもか!というほどたっぷり見れます。教室で人斬った後の笑顔がものすごく可愛い。人斬った後なのに。

・完司くんフォトコレクションの中にいる、原っぱでレジャーシートに座ってお弁当食べてる完司くん。あの写真全部欲しいんですけど、中でもこれ!幸介とピクニックに行ったのかな…。可愛い…。

・汗だくで目覚めるシーンの顔のアップは、綺麗な瞳や濃いまつげや真っ白な肌を大画面で見られてHAPPYです。

・「お前ら、カルト集団か」っていうセリフ。マリウスくんの口から「カルト集団」!

・「せっかくカフェを開くんだから、頑張ろうよ」って葵ちゃんの肩に手を置いて言った後の、悪戯っぽい笑顔。なんか完司くんというよりマリウスくんっぽい。葵ちゃん恥ずかしがってたのかな。乙女の純真を笑わないでください!
・ハルピュイアに乗った夢王子が人を斬るところ。シュタッて着地するのがクール。

・屋上のシーンは特にいい子の顔をしてて、こんな子が牛乳腐らせてるとか思いもよりません。

・下田で草笛を吹いて、過去のことを思い出す時の表情。

マリウスくん、紛れもなく「いい子顔」である。やっぱりこの役をもらえたことは、貴重な経験になったと思います。カッターナイフをつきつけたりハサミを振り上げたり、あんないい子顔がそんなことしてるの自体がもう怖い。善の塊みたいな、清らかな顔してるのに。とにかくギャップがすごい。こうした愛憎入り混じった複雑なキャラクターを演じたことはきっと糧になるはず。

表情の演技にすごく引き込まれました。美保にごめんなさいと抱きしめられて、静かに怒りを燃やし、険しい表情でハサミを振り上げ、最後には泣きそうで苦しそうな、どこか諦めたような表情。セリフなしで、完司くんの複雑な心の動きが感じられました。

 

最後の海のシーンが、幻想的で幸福な感じがして素晴らしい。悪夢ちゃんと完司くんが笑顔で見つめ合うところなんて、すごくロマンチック。完司くんは今後幸せになれるんだろうか、葵ちゃんのお家はどうなるんだろうとか、物語は決してハッピーエンドではないし、明るくはない未来を感じますが、最後の海のシーンに救われる気がします。そして、悪夢ちゃんの「一緒に完司くんの未来に行く。これからは私が完司くんの悪夢を受け止めてあげるから」という言葉が印象的。先生助けて!ばかりだった悪夢ちゃんが人を助ける側に立ったこと、美しく楽しい夢の中にいるということに救いを感じました。

NHKステラ4/18号

昨日は仙台でSexy Zoneのファンミーティングがありました。どうしても外せない用事があって行かなかったけれど、レポを読むと「これ自分の目で見てみたかったなー!」と思う。この先、Sexy Zoneはもうこういうことはしないんだろうなあ。今の時点でも、このファンミーティング開催にはいろいろと驚いたし、心配にもなったし。昨日は、混乱はあんまりなかったようでよかったです。

duet5月号で、聡くんが「勉強のためにライブDVDを見てる。V6さんのステージは、みんなダンスがキレイ!」って言ってました。健くんのダンスが特に好きで、あんな風に踊れたら気持ちいいだろうなってイメトレしながら寝てるそうです。何のDVDだろう!何がきっかけだろう!私も最近V6さんのライブDVD見てるよー。

というわけで(?)あさイチ特集号のNHKステラを買ったのですが、大変面白かったです。イノッチと有働アナの6ページにわたる対談が読みごたえありました。あさイチ、なんという強くて揺るぎない番組なんだ…と。たまに録画するぐらいで、それほど熱心なあさイチ視聴者ではなかったけど、これを読んでから毎日録画するようになりました。でもやっぱり生で見たいですよ。リアルタイムで、壁に掛けた帽子が何度直しても落ちてくるのをイノッチと一緒に笑いたいよ…(先日の放送で見せる収納を実践していたんですが、フックの粘着が弱くて何回も落ちてた)。

対談の中で印象的だったのは、震災後のスタジオでのいたたまれない気持ち、被災地から来た「いつもの時間にいつもの3人(イノッチ有働アナ柳澤さん)が笑っているのを見たいんです」というFAXに、あさイチは視聴者にとっての「日常」なのだと感じた話。「セックスレス」「子どもの性教育」といったテーマへの反感のおたよりが、次第に来なくなった話。番組には多くの方が関わっていると思うけれど、イノッチと有働アナはこの番組に欠かせない人物で、番組のテーマとか、番組の存在自体を視聴者に浸透させたのはこのふたりのキャラクターが大きかったんだろうなと。一番印象的だったのは、イノッチの「これは最近気付いたんだけど、たぶん僕、自分の周りの人が1人でも居心地悪そうにしていたり、苦しんでいるという場に対する潔癖症なんだなと」「そういうところ、有働さんも同じじゃない?」という言葉。イノッチってすごく人の立場に立って考えているような気がして、優しいと思うんだけど優しいだけじゃないような…と思っていたのですが、そういう「潔癖症」だったんだ…!あと、イノッチの驚異的な記憶力も、もしかしたらその「潔癖症」だからこそ人のことをよく見て考えているから覚えているのかな、と思いました。エゴイズムとはまた違う、周りの人が苦しんでいることが自分の苦しみでもあり、それを取り除きたい、という気持ちがあるふたりなんでしょうね。新人アナを見る二人の目とか超優しいですもんね。このふたりがいるあさイチ、強い番組だなあと感じました。

4/1 同じ穴の王様

長野くんがVTR出演。江戸前寿司の重鎮が認める札幌のお寿司屋さんに行ったり、グルメ雑誌dancyu編集長、レストランジャーナリストのおふたりと同列でお店を紹介したりしてました。もはやグルメ芸能人の枠を超えてる。グルメの権威だ…。

 

札幌のお寿司屋さん。普段は取材NGのお店だそうで、頑固な職人さんなのかなーと勝手に思っていたのですが(まぁいろいろ事情がありますよね…)、すごく打ち解けてる、というか、分かってもらえて喜んでる感じがしました。長野くんの感想に、嬉しそうに「そう、そこなんですよ」って相槌打ったり。極めつけは、「どんどん遊んでください大将」と長野くんに言われて嬉しそうに照れ笑いする大将…!あと、ボタン海老のお寿司(シャリの上に海老が丸めて載せてあって、少々食べにくそう)を左手のひらに載せて上からガバッて食べてたのを、

今田さん「あの長野くんのクセのある食い方」

徳井さん「いろいろ考えた末にあれになったんでしょうね」

今田さん「これじゃない、あれじゃない、これだー!(ガバッ)」

と、スタジオいないのにいじられてた。あの芸術品のようなお寿司の食べ方に四苦八苦する長野くん超見たい。

 

お店紹介の時の考えてる表情がかわいかったです。長野くんってよく目だけ動かして右見たり左見たりしてるけど、何が見えてるんでしょうか。

うどんのお店を紹介する長野くん「ここのうどんは、のどごしも、麺のエッジ、ちょっと角があって、エッジと一緒に楽しめる」との言葉に「エッジ!?!?」とざわつくスタジオ。クルマでグルメ(Johnny's webの長野くんの連載)で、蕎麦のエッジがどうのみたいな話を読んだ記憶があるので、そうかエッジがね…みたいな感じで流してしまっていた。ちなみにエッジがあるから何が良いのかはいまいち分かりません。

しかし、あの連載は全部長野くんが書いてるんですよね?よくネタがあるな。最初読んだ時、病気か…?と思いました。あと、クルマ要素は見た所ほぼない。たぶんエッジの解説とか書いてなかったように思うので、あの連載を読む人たちはグルメ用語なんて知っていて当然ということでしょうか。あとグルメ経験値も必要みたいで、前も熊料理の話で「熊が苦手な人も概念が変わりますよ」みたいなことが書いてあり、「熊が苦手」…?あ、私食べたことないから苦手か分かんねぇ…と思いました…。

3/30 Sexy Zone Spring Tour Sexy Second @大阪城ホール

マリウスくんのお誕生日!

昼の部。 

風磨くんの、昨日の夜びっくりした話。聡くんを夜中に起こそうとしたけど全然起きない。しかし急に起きあがり「一周まわるって楽しいね!」と寝言を言っていた、と。聡くんいわく、ライブの夢を見てたらしい。

マリ「目がまんまるだった」

風磨「寝言と会話しちゃいけないっていうから、引っぱたいたの(軽く頬をたたくジェスチャー)。そしたら立ち上がって回り始めたの。超怖くない?」

マリ「もう一個あって、その後聡ちゃん、『もうこんな時間か、ハハハ…』って」

健人「何か抱え込んでんじゃない…?」

不安そうな顔で話すふまけんに対して、マリウスはニコニコと聡くんが可愛くて仕方ないって表情。

健人「マリウスはコンサートの夢は見たことない?」

マリ「あるよー、聡ちゃんもあるし」

健人「夢で誕生日祝われたことない?今日は俺らがその夢、現実にするから」

その言葉と同時に、セットのイルミネーションに「Happy Birthday MARIUS」の文字が!なにこの流れ!健人くんが考えてくれたのかな?すっごく素敵ですね。Jr.のみんなが、赤い薔薇の大きな花束を持って登場!マリウスくんに花束を贈呈し、お客さんたちとバースデーソングを歌いました。その後、なぜかみんなでマリウスくんを胴上げ。なんですが、相当重かったようで全然浮いてませんでした…(笑)。そして、マリウスくんがメンバーひとりひとりにハグ。最後、風磨くんの番で、

風磨「あ、大丈夫です」

と、お断りされそうになってました。結局ハグしてましたが(笑)。

14歳になった感想を尋ねられ、

マリ「14歳って微妙な年齢。…言葉にできない」

健人「♪ことーばにー できーなーいー」

とBGMを歌ってくれる健人くん。

聡「成長したと思う。日本語とか」

マリ「幸せ以上です」

風磨「幸せ以上、と言いますと…?」

口ごもるマリウスくん。

風磨「こういう時無茶振りしちゃいけませんよね!バカ!菊池!バカ!BKB!」

と、テンション高い風磨くん。

 12時ぴったりにメンバーとJr.で記念写真を撮ったそうで、さっきの聡くんが寝ぼけていた話はそれつながり。写真には聡くんが映っていない、あの写真はバラエティでどんどん使っていこう!という話に。

マリ「(聡くんの写真を)写真の上の方に編集して入れてもらおうよ」

健人「卒業写真みたいに?」

風磨「参加できなかったお友達みたいに?」

マリ「寂しいもん…」

健人「いちばん目立つからな」

勝利くんもマリウス14歳についてコメントを求められて。その時、ふたりの間に1m50cmぐらいの距離があったのですが、お互い歩み寄らずにその微妙な距離のまま顔を見合わせる。

勝利「めでたいです、14歳…」

昨日あれだけフォローしてくれてたのに、改めてとなると近寄れないし言葉が出てこない勝利くん…。

マリ「14歳は子どもなんですけど、ちっさい子どもからは離れる。僕は離れたくないんだけど。かっこいいところも出して、可愛い部分は残して、両方出していきたいです」

と挨拶。関西Jr.のみんなも出てきて、「マリちゃんおめでとう!」「あけましておめでとう!」とお祝い(笑)。

マリ「確かに、新しい一年の始まりだから…」

とボケ殺しを発揮してました。Jr.のみんなに囲まれて花束を抱えるマリウスを見て、

風磨「なんかフルハウス見てるみたい」

確かにこんな一場面ありそうです。

大西流星くんは、マリウスくんを見上げるぐらい身長差があるけれど、1歳差になる期間が長くて一つ離れた兄弟みたいです!と。マリウスくんはニコニコと流星くんに顔を寄せて、なんとも微笑ましい雰囲気。

マリ「去年、お風呂の、お石鹸もらって」

お石鹸!?と崩れ落ちる一同。お石鹸なんて言う人初めて見ました。いやー、ロイヤルですね。

 

夜の部では、健人くんのピアノでバースデーソングを。これもまた素敵な計らい!似顔絵の描いてある大きなケーキも出てきました。真っ白なクリームにピンクのクリームでデコレーションしてあって、とっても豪華でキュートなケーキ。バースデーソングをみんなで歌い終わった後、マリウスくんからもメンバーとファンにプレゼントがある、と。ざわざわする中、マリウスくんがのーんびり動いていて、マイペースだなって笑っちゃいました。

マリウスくんからのプレゼントは、みんなへ向けての手紙。有楽町のドイツ料理屋さんのトイレに貼ってあった「ドイツでは誕生日を迎える人がプレゼントを用意する」っていうのをふと思い出しました…。

スポットライトがマリウスくんに当たり、手紙を朗読。

震災の3週間後に、フランクフルトから日本へむけて発ったこと。見知らぬ税関の人に渡航を止められたこと。でも、ジャニーズに入って人を幸せにするという決心は揺るがなかった。その決心は、間違ってなかったと思う。メンバー、ファンのみんなに会えたから。僕にハマリウスしてくれてありがとう、と。

薔薇色の日々で、この来日の時の話を教えてくれた時がありました。それを読んだときは、マリウスくんの決心の重大さや、日本はそんな危ない場所と思われていたんだ、とか、自分の能天気さへのショックが大きかったのですが…。こうやってマリウスくんの愛らしい声で、優しい話し方で聞くと、ただただ安心した気持ちになって、涙ぐんでしまいました。日本にはマリウスくんがいるんだ、大丈夫だ、ってホッとした気持ち。こちらこそ本当にありがとう、マリウスくん。

聡「いいメンバー持ったわ」

と、聡くんからマリウスくんにハグ!

いつ書いたの?忙しかったのに、というメンバーに、

マリ「時間かかったの。いろんな人に何度も確認してもらった」

勝利「いつもちょっかい出してごめんね」

健人「ごめんね、プリウスって言って」

マリ「いいの」

和やかな雰囲気でケーキを囲んで、苺を食べる5人。照れ隠しなのか、苺にがっついたり、カメラにキョトン顔でおどけたりする風磨くんや勝利くん。本当、聡くんの言う通りいいメンバーだなって思いました。非常に心温まる幸せな公演でした。

3/29 Sexy Zone Spring Tour Sexy Second @大阪城ホール

29日が今回のツアー初参戦でした。このツアーの特徴は、ストーリー(宇宙の様々な星を旅していく)があり、曲がその流れに沿っていること。雰囲気が異なるシングル曲やアルバム曲が、無理なく流れとして収まっていると思いました。メインステージに置かれた、宇宙を旅するための「真っ赤な車」もストーリー性を持たせるアイコンとして一役買っています。プロローグとエンディングのナレーション(マリウスくんの英語!)により旅の始まりと終わりが明確になっているので、なんとなーくですが一つの物語を読んだような気分になります。

そして、「5人で見せる」ことが上達したように思います。昨年のコンサートよりもずっとずっと、パフォーマンスを見る楽しさが増しました。特にアルバム曲はフォーメーションが凝っているものが多く、惹きつけられる箇所がたくさんありました。私が一番好きなのは「Be Free」。ステージにはメンバーカラーのジャケットを着た5人だけ。ソロパートの部分では他の4人がちょっと離れて踊ることで歌うメンバーを際立たせたり、フォーメーションを崩さずステージを横断したり。正面から見ると一列に並んでいるようでも微妙にジグザグになっていたりなど、フォーメーションの面白さがあり、かっこよさと一体感を出せていたと思います。

ピンクスーツ(NOTTVCM衣装)での「ぶつかっちゃうよ」から、黒い衣装に着替えての「IF YOU WANNA DANCE」「Ghost〜君は幻〜」の流れは特に盛り上がりました。

「ぶつかっちゃうよ」は車のセットの上で歌うのですが、Aメロで下3人がボンネットの上で歌い、後ろでふまけんが盛り上げている図が新鮮でしたし、なんだか参観日みたいで可愛かったです。サビはヲタ芸のような振りで、5人はとにかくぶっ壊れてました。お客さんも盛り上がってましたが、ステージ上の5人以上に壊れてた人はいないに違いない!ってぐらいには激しい動きで見てて楽しかったです。

「ぶつかっちゃうよ」の後の、美勇人くん・嶺亜くん・高橋海人くんのコントも、のほほーんとして好きでした。特に高橋海人くんのふわっふわ加減!ステージ上であの力の抜け具合は才能ですね。

「IF YOU WANNA DANCE」では、キュートな衣装から一転、黒を基調にしたクールな衣装に。この時のマリウスくんの衣装がすごく好きなんです。白のフード(被って登場)に、黒のジャケット・パンツ・ブーツ。ジャケット裾には黒レースのティアードが付いていて、ストリートっぽい雰囲気もありつつ優雅な感じ。フードの先が何故かほんのり尖っていて、なんだかワルになりきれてない感じもマリウスくんっぽい。「IF YOU WANNA DANCE」は、次の「Ghost」につなげるため、少し変更が入ってオバケをイメージした振付に。健人くんとマリウスくんのマリオネットダンスが大好きだったのでなくなって残念ですが、今の身長ではちょっと変になっちゃうのかも…。その代わり?サビで健マリが前列で踊る時があります。勝利くんセンターで、健人くんの後ろに聡くん、マリウスくんの後ろに風磨くん。ふまけん、聡マリそれぞれのシンメは絶対的だと思いますが、こういう変化も楽しめるようになってきたなーと感慨深い。

「Ghost〜君は幻〜」曲始まりは5人が固まるようにステージ真ん中にいて、パッと同じタイミングで5方向に分かれるんですが、上から見ていてキレイに五角形を作れていて感心しました。寝転がってのダンスもあり、客席からは悲鳴が上がってました。すごく妖艶で目を見張りました。「Oh no Baby you are my ghost」で、マリウスくんがステージの後ろの方からモデル歩きでやってくるところが、優雅で堂々としてて好きです。

堂々としてるといえば、マリウスくんの「Paraiso」。この曲にはいろいろとびっくりしました。マリウスくんのソロ(と言っていいですか)だし、澄みきった美しい歌声、伸びやかなハイトーン、すらりとしていて儚げで、でも揺るぎないマリウスくんの佇まい…。ピンと伸びた背筋、きちんと揃えられた脚、発光しているような肌、キラキラした瞳、あの光景は忘れられません。

 

MCなど印象的だったところ。

コンサートグッズの5色に光るペンライトを使って、曲に合わせて色を変える、というお客さん参加型の試みが。勝利くんがレクチャーしてくれます。

ペンライト綺麗ですねー、と会場を見まわした後、

勝利「赤色がちょっと少ないかな?」

と可愛く苦情を言う勝利くん。レクチャー前に一度お客さんにペンライトを消してもらうのですが、

勝利「ちょっと点いてるなあ!」

と軽く怒ったりも。感情表現が上手くなったね…。白のグランドピアノと共に健人くんが登場し、

健人「好きって伝えるのって、本当難しいと思うんだ」

と唐突に。

健人「苦いような、甘いような、もどかしい気持ち…。みんな、Sexy Zoneのこと好き?」

客「好きー!」

健人「Sexy Zoneのこと、愛してる?」

客「愛してるー!」

健人「俺も愛してる」

客\キャー!/

この一連のラブホリワールドを驚いたような呆れてるような顔で見ている勝利くんがツボでした。

 

せっかく大阪にいるんだから、MCは関西弁でしゃべろうというマリウスくんに、

健人「分かりましたですたい」(4人ともスルー)

風磨「マリウス関西弁しゃべれてないじゃん」

マリ「違うの、神戸弁なの」

健人「ヴィッセル神戸弁?」(4人ともスルー)

風磨「イントネーションが変」

マリ「そうなんかな」

この後も「ヴィッセル弁」とか言ってたのに総スルー。誰か…誰か突っ込んであげて…。

 

5人全員でカウコンに出られるのはいつだろうね、という話。

マリ「4年後は2020(トゥエンティートゥエンティー)だから…」

勝利「違うでしょ?足し算の問題ですスミマセン!」

とマリウスくんの前にずいっと出てきて、お客さんに謝ってくれる勝利くん。

その後、映画「銀の匙」「仮面ティーチャー」の話題になり、

聡「銀の匙は隣のお姉さんと号泣!仮面ティーチャーは"はっしょう"だった(両手を頭の上でバタバタ)

「はっしょう!?発狂だろ」と突っ込む一同に、

聡「まちがえちゃった(ハート)」

マリ「僕も銀の匙は"ごうなき"だった」

再び、「ごうなき!?」となる一同。

勝利「号泣ね!国語の問題ですスミマセン!」

と再びマリウスくんの前で謝る勝利くん。

風磨「Sexy Zoneはバカです!」

聡くんが先に号泣って言ってるし、マリウスくん本気で間違えたんでしょうか(笑)?そこに、

健人「みなさん元気ですか!」

唐突だな!と口々に突っ込む面々。

マリ「大阪の人たちは元気。キャーって言った後、絶対周りの人と、あの人かっこいいなーって話すよね(in神戸弁)」

と、手の甲を上に指をひらひらさせながら話すマリウスくんに

風磨「何その手?弾いてんの?映画泥棒?」

と両手をヒラヒラ。会場大ウケで、

風磨「こんくらい大爆笑とると、このまま帰りたいくらい!」

とご満悦でした。

 

映画「悪夢ちゃん」のあらすじ説明をするマリウスくん。

マリ「友達と…夢と…」

どういうこと?となる一同に、

マリ「生きてて…自信がつく」

と、ますますよく分からなくなる言葉を。

健人「マリウスは、イケメンな役だよな?」

と健人くんから助け舟が!マリウスくん、映画の宣伝文ぐらい考えとこう…。その後の風磨くんの藤ヶ谷くんと共演した自慢話には耳をふさいでました(笑)。

 

アンコールで聡マリがトロッコに乗っていたのですが、降りる間際にマリウスが聡くんを、そーっと壊れ物を扱うかのようにハグしてました。優しく、包み込むようなハグ!

MEKURU VOL.2

特集「10代という季節」にマリウスくん登場。

まだ3月ですがすでに、今年の買ってよかった雑誌No.1になりそうな気がします!

まずは写真。MEKURU公式ツイッター、記事の紹介に「ヨーロッパの宗教画のように静かで美しい写真」とあったのですが、まったく大げさではありません。宗教画です。信仰心をあおられます。モスグリーンのシンプルな背景での撮影なのですが、まるで森の中にいるかのような雰囲気。緑は、癒しとか、植物の生命力を感じる色だと思います。カメラマンの方が感じたイメージは、こんな落ち着いて深みのある、静かな生命力だったんでしょうか。

大人っぽいウェーブヘアに、白シャツに薄い薄い灰のロングパンツに裸足。白い衣装に負けないぐらい、指先から足の先まで真っ白なマリウスくん!頬にはそばかすがうっすらと浮いていて、物憂げな瞳は何も映していないような、世界の全てを映しているような不思議な茶色をしていて…。瞼の血管が透けて?青っぽくなっているのもミステリアス!モスグリーンのマリウスくんは思慮深い何でも知ってるマリウスくん、モノトーンの百面相写真はいつものマリウスくんを表現しているんですかね。

テキストが素晴らしい。質問の内容がディープ。それに対して、マリウスくんが納得感のある答えを返せるのもすごいなと思いました。きっと、すごく時間をかけてインタビューしたのではと想像します。私が持っている印象をインタビュアーの方も持っていて、まさに知りたかった!と思うことを質問してくれていて感動。すっごく勉強したか、もしかしてファンなのかも。マリウスくんの知識をちゃんと頭に入れて、マリウスくんを知ろうとしてくれている感じがあって、このインタビュアーさん素晴らしい!と思いました。テキストの全てが濃くて半泣きで読んでいたのですが、特に最後の質問「一番大事にしたいことってなんですか?」に「子どもでいることかな」と答えるマリウスくん。子どもの時期にしか味わえない時間を楽しみたい、と。そんなことを考える時点で子どもではないような気がしますが、意識しなくては子どもでいれないのか。マリウスくんは人生2周目みたいな雰囲気があるし、そこにあんまり悲しい感じはしなくて、自分の人生を客観的に見れているんだなと感じました。インタビューの節々で感じるのが、自分自身を冷静に見つめていて、世界観・考え方が完成してるな、ということ。パフォーマンス等々、まだ発展途上の面もありますが、内面的なものができあがってるんだな、と改めて感心させられました。

 

MEKURUは昨年11月に創刊したそうで、今号で2号目。編集長上田さんのインタビュー(http://getnews.jp/archives/455625)を読んだのですが

人気ブログやツイッターを見ていても、主観が入れば入るほど面白いものになっています。そこで、「マニアックだったり、コアだったりする視点を、雑誌に落とし込んだらどうなるのだろうか」という興味がありました。編集者の好みの方向性や、物事への面白がり方がダイレクトに反映されている雑誌があってもいいのではないか、と。

というお話が印象的でした。他のページを読んでも、「ファンはきっとこういうことを知りたいだろうな」と思うような掘り下げた質問が目立っていて、コンセプトを誌面ではっきり表現している雑誌という印象を受けました。こういう雑誌の特集のひとりに選ばれて、何の違和感もなくこんな素敵な雑誌になじんでいて、こんなに充実した内容の誌面にしてもらって、本当に嬉しいです。

WiNK UP2014年4月号

雑誌代を節約しようと思い、最近はアイドル誌売り場に近付かないようにしていたのですが…。時間が空いたときにうっかり立ち読みしてしまい、Sexy Zoneページの写真の素晴らしさに思わず購入。「ひとつの巣の中で過ごす子供たちの目覚めまえのひととき」がイメージらしいです。なんていいコンセプト!衣装は白、撮影グッズはベージュを基調としていて、あたたかくて柔らかい、リラックスした雰囲気の写真。5人がぬいぐるみを抱いたり毛布にくるまったりして眠っている一枚が可愛いです。マリウスくんって目をつむったときの目の形が可愛い。ふんわりした丸みのあるアイラインで、まつ毛の濃さがよく分かってお人形さんみたい。デビューした頃(デビューしてからしばらく?)踊っている途中で自信がなくなるのかよく伏し目がちになってましたが、操られている人形みたいで綺麗だったなー。今は前見て踊れてますよね。この前のMUSIC JAPAN見てびっくりしました。

「誘惑に負けちゃったことはある?」という質問で、マリウスくんは友達とスキーに行き、夜9時で帰る予定だったのに誘惑に負けて10時まで(たぶん連絡せずに)滑ってて、連れて行ってもらった友達のご両親に「すごく心配したんだよ、警察に行こうかと思ったんだから」と怒られたと。「ボクらのことを愛してるから怒るんだよね」と物分りのよさを見せていますが、でもやっぱり、後先考えずに楽しさを優先しちゃう子供っぽいところもあるんだなーと。マリウスくんのスキーの腕を一度拝見してみたい。あと、マリウスくんが行くようなスキー場ってどんなところなんだろう。リフトなんて庶民の乗り物には乗らないんじゃないか。スノーモービルとかで登ってそう。雪も最高品質の超なめらかな雪で、ごはんもカレーやうどんじゃなくてステーキとかなんだろうなー。

「デート当日、もし彼女が連絡なしで数分待ちあわせに遅れていたらどうする?」という質問。マリウスくんは本を読んで待って、彼女に「なんで連絡してくれなかったの?連絡してくれたら迎えにいったのに!」と言うとのこと。待ち合わせするよりも迎えに行きたいそう。お迎え!13歳にして考え方がジェントル!彼女の家に高級車で乗り付けるマリウスくんが見える。